生まれてから1ヶ月で体重が約1kg増えるこの時期は、一日のほとんどを寝てすごし、オムツが汚れたときやお腹がすいたときに泣いて知らせてくれます。体重は1日約30gずつ増えます。視力はまだ弱く、30cm離れたところがぼんやり見える程度ですが、聴覚は敏感で、周囲の声や音がよく聞こえています。全身を「胎脂」という膜で覆われていますが、やがて剥げ落ち、生後2〜3日に、皮膚や白目に見られる黄疸も1週間くらいで目立たなくなります。頭の骨がまだ骨と骨の間にすき間があり、頭のてっぺんがぺこぺこしている。おしりや背中に「蒙古斑」と呼ばれるあざが日本人の赤ちゃんのほとんどに見られます。手のひらに触れると反射的に握ったり、頬をつつくと口をひらいたりと、新生児特有の原始反射が見られます。くしゃみやしゃっくりも多く見られますが、心配する必要はありません。
|